日吉大社さまの秋の花手水
第三週目のテーマは「竜胆」(りんどう)
秋の訪れを感じられる代表的なお花ですね✨
名前の由来は、古くから薬草として利用され
その味が「竜の肝のように苦い」ことから名づけられたそうです
今回の花手水「竜胆」では、平面に竜胆をアレンジし、
澄んだ青が美しい秋空をイメージしています♪
竜胆といえば、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の一節を思い出す方もおられるのではないでしょうか
「ああ、りんどうの花が咲いている。もうすっかり秋だねぇ」カムパネルラが、窓の外を指さして言いました。
線路のへりになったみじかい芝草の中に、月長石ででも刻まれたような、すばらしい紫のりんどうの花が咲いていました。
たくさんのきいろな底をもったりんどうの花のコップが、湧くように、雨のように、目の前を通り、三角標の列は、けむるように燃えるように、いよいよ光って立ったのです。
―宮沢賢治『銀河鉄道の夜』より
花手水からイメージされる風景、思い出、物語は十人十色です
ぜひ日吉大社さまへ足を運んで花手水をごらんください✨
【追記】
蕾の状態が多かった竜胆の花手水ですが、週明け頃から咲きました✨
また違った表情を楽しんで頂けたかと思います♪